ベータ(係数)

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更新済 Aug 18, 2026

ベータ係数とは

ベータ係数とは、資産の価格変動やボラティリティが、市場全体または特定のベンチマークとどの程度連動するかを示す指標です。
金融においてベータは、その資産を単独で保有するリスクではなく、投資対象がポートフォリオにどの程度のリスクを加える可能性があるかを評価するために使用されます。この際の比較基準となるベンチマークには、広範な市場指数のほか、特定のポートフォリオが使われることもあります。

ベータ値の見方

市場全体を市場自体と比較した場合、ベータは常に1になります。一方、個々の資産を市場と比較すると、ベータは1を上回ることもあれば下回ることもあり、その水準によって資産の値動きの傾向だけでなく、期待される投資収益率の水準も変わってきます。
  • ベータが1を上回る場合:資産は市場よりもボラティリティが高く、市場と同じ方向に動く傾向があります。この連動性の高さゆえに、市場の上昇・下落の際には値動きがベンチマークより大きくなる傾向があります。
  • ベータが1の場合:資産は市場とほぼ同じ値動きをする傾向があります。
  • ベータが1未満(またはマイナス)の場合:資産のボラティリティは市場より低い傾向があるほか、値動きが市場とあまり連動しない場合もあります。ベータがマイナスの場合は、市場とは逆方向に動く傾向があります。
そのため、ある資産のベータを算出すれば、その資産が保有資産全体のリスクプロファイルにどのような影響を与えるかを把握でき、ポートフォリオマネージャーにとって最適な資産配分を検討する材料にもなります。

なお、ベータはあくまで過去の価格データに基づく指標であり、資産が将来どのように動くかを予測するものではなく、過去にどのように動いてきたかを示すものです。

暗号資産市場におけるベータ係数

この考え方は暗号資産市場にも当てはめられます。暗号資産の世界ではビットコインがベンチマークとして使われることが多く、ビットコインの価格やボラティリティを基準に他のアルトコインのベータが算出されることもあります。
また、ビットコイン自体のボラティリティを金や伝統的な株価指数と比較して測ることもできます。この場合のベータは、ビットコインがこれらの市場とどの程度連動するかを示しますが、過去の相関関係が今後も続くとは限りません。
参考記事金融リスクとは
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